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2009年09月13日
カテゴリ:ボスの部屋
横山宏章
私が書きこみをしますと、いつもこういった難しい内容が多そうですが、興味のある方は、お付き合いください。
私たちは、工務店とともに設計事務所も開設しています。そこで構造計算から、確認申請書類の作成、性能表示申請図書の作成や、長期優良住宅の認定申請に至るまでにいろいろな業務を行っています。
現在は、私の他に、白木・桜井・加藤という資格者が業務にあったています。この設計業務中で、最近大きな変化が起きました。それは、我々が行っている許容応力度計算の指針が大きく変わりました。これは画期的な変化で、この変化によって、木造軸組みの許容応力度計算結果が大きく変わります。今まで、構造計算を行ってきますと耐震等級3を確保は至難の業でした。
その理由として大きなものが2つありました。その一つが梁材の接合部の低減です。材木を接合するとき、仕口という方法で木材を加工しますがその時、木を削るので強度が落ちます。それを構造計算上は一律で低減させられてきました。その結果、等級3の場合は基準法の1.5倍となりその余裕度と、低減率そして土塗り壁の面積当たりの荷重の重さから取得は非常に難しいところがありました。
もう一つは、基礎の設計にあたり、壁の脚部にかかる引き抜き及び押さえの力が大きすぎて基礎にとんでもない鉄筋量を求められてきたからです。
普通に一般で行われている壁量の計算や水平構面の検討、接合部のN値j計算による計算方法では一切出てこないこの部分の検討を加えると、今までOKだった部分が一変にNGの結果が出てきます。ですから許容応力度計算法では、耐震等級の3の獲得は至難の技だったのです。
しかし、今回の指針の改定で、接合部分は面積の割合で低弦数を設定できるようになったようです。大断面の木材を使えばそれだけ有利になると思います。
また基礎についても、構造用合板を用いて耐力壁を設けた場合は、強度が高くその分基礎の設計が厳しくなっていましたが、壁の回転の中心(反曲点高批)の設定ができるようになり基礎への負担が実情に合った形となり計算が有利となりそうです。
これらの改定により、きちんと計算をし補強をかけていけば耐震等級3の取得が詳細な許容応力度計算を行っても可能性が広がりました。
私はこういった事はなんでもいい方に良い方に考える方なので、きちんと真面目にやってこればそれを必ず見ていて応えてくれるように世の中は出来ているんだと思っています。
今回の改定はその表れではないでしょうか、私としては非常に勇気づけられるかいていでした。
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